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#63 チームビルディング

同じ目標を共有し、
コミュニケーションを
活性化させることで
強いチームをつくる。

スポーツ科学センター

福井邦宗 助教

福井邦宗助教の専門は、スポーツ心理学。心理学の視点から、効果的なチームを構築する「チームビルディング」に関する知見を深めています。また、日本スポーツ心理学会認定スポーツメンタルトレーニング指導士としても幅広く活動しています。福井先生にチームビルディングについて話を聞きました。

社会課題

スポーツだけでなく、ビジネスの現場でも
注目される「チームビルディング」。

 いま、わが国の職場では、少子高齢化による労働人口の減少に対応し、労働力を確保するために、働き方改革が進められています。これによって、企業の雇用や就業形態の多様化が進行し、短時間勤務、在宅勤務といった働き方も普及してきました。同時に、職場におけるダイバーシティ(多様性)が進み、さまざまな経歴や文化、年齢、人種、信条、ジェンダー(性別)、障害などをもつ人々が同じチームとなって仕事を進めるようになってきました。

 こうした時代の流れのなかで、職場で構成されるメンバーが同じ目標に向かう「チームビルディング」が重要なキーワードとなっています。チームビルディングはもともとスポーツの世界で生まれた概念で、目標を達成できるチームを作り上げるための手法です。その手法は、ビジネスにおいても有効であり、チームにおいて、メンバーそれぞれの能力を最大限に引き出し、チーム全体の力を活性化させるために重要な取り組みとなっています。

INTERVIEW

同じチームなのに、モチベーションは違う仲間たち。

最初に「チーム」とはどういうものか、教えていただけますか。

福井

チームは人の集まりですが、人が集まればチームになるわけではありません。人が集まるのは集団、集合。では、チームとは何かというと、「スキルを補える少人数で構成されていて、共通の目的をもち、達成すべきゴールを認識していて、お互いに責任をもっている人たちの集まり」と定義されています。目標達成に対して、それぞれの役割がきちんと決められている集団がチームになります。

なるほど。先生がチームスポーツに興味をもつようになったのはどういうきっかけですか。

福井

私は子どもの頃からサッカーをやっていたのですが、高校生のとき、部活のメンバーの気持ちにまとまりがなく、「同じ部活にいる仲間なのに、なぜここまでサッカーにかける情熱やモチベーションが違うんだろう」と疑問に思っていました。それからスポーツ系の大学に進学し、スポーツ心理学に出会い、「多様な人が集まり、うまくやるのがチームである」と学び、興味をもって研究を進めてきました。今振り返ってみると、高校の部活では、目標をみんなで決めていたわけでもなく、なんとなく日々、練習していました。そういう意味で、いいチームづくり、すなわち、チームビルディングができていなかったように思います。

優れたチームと、成果の出ないチームはどこが違うか。

どんなチームづくりをすれば、優れたチームができるのでしょう。

福井

一番大事なのは、やはり何を達成したいのかという目標を全員が理解していることだと思います。その目標に向けて全員で努力し、成果をあげる力を備えたチームが優れたチームになります。もう少し具体的に言いますと、まず集団のまとまり(一体感や団結力)があり、各自がそれぞれの役割をしっかり遂行していくことが重要です。野球でたとえるなら、1番、2番、3番、4番と、それぞれのバッターには役割があり、それを全うすることが優れたチームにつながります。ただし、それぞれの役割を固定してしまうのではなく、個人練習で打率が上がれば打順を上げていく。また、あるときは4番バッターが1番に入るなど、メンバーが違う役割を担うことも効果的だと思います。「今回はこの選手の知識やスキルを主役にして活かし、他の選手はサポートしよう。次回はその逆の組み合わせで」という取り組みをしていくと、自分が目的に対してどういう役割をもつべきかがより明確になります。そうやっていくことで、個々のモチベーションを下げることなく、チームの目標を達成できると考えます。

試合でユニフォームを着るのも、それぞれが自分の役割を認識することにつながりますね。

福井

まさにそうですね。メンバーがユニフォームに表れている役割を全うすることで、チームは大きな力を発揮します。個人個人の能力は多少劣っている場合でも、個々が役割を果たして目標に向かって協力することで、自分より能力の高い人たちを凌駕することも大いにあり得る。チームだからこそ、結果をひっくり返すこともできるのだと思います。さらに、困難な場面でも集団として粘り強く課題に取り組み続けることによって、チーム全体の自信につながり、より一層強くなっていけると考えます。

反対に、成果が出ないのはどんなチームでしょうか。

福井

メンバーそれぞれが目的に対してどういう役割を果たしていくのか、しっかり認識して遂行しないと、成果は期待できません。各自が役割を認識できないと、メンバー同士で足を引っ張り合ったり、いがみ合ったりして、マイナスに作用する場面も出てきてしまいます。また、人数が多いほど、人は怠けたがる傾向があることもわかっています。もう一つ、成果の出ないチームに共通して言えるのは、多様性が活かされていないことです。チームのメンバーは表層的にも深層的にも多様な個性を備えています。それらを活かしていく意識と技術が必要です。とくに近年は多様性がすごく重視されています。昔みたいに、トップが「この目標に向かってやれ」と言って、メンバーが「わかりました」と従わせるのは難しい。そうすると何かしら不満を抱えながら、納得のいかない形でついていく人も出てきます。

チームを強くするために重要なコミュニケーション。

では、多様な個性を活かしていくにはどうすればいいでしょうか。

福井

異なる意見を丁寧に拾い上げて、みんなで考えて、きちんと決めた目標に進めていくことが基本になると思います。そこで重要になるのが、コミュニケーションです。メンバー同士がどういうふうに関わっていくのかが、チームをつくる上で重要です。わかりやすい例でいうと、チームの目標を共有するために、「自分たちで目標を決めたり、スローガンを考える」のも一つの方法です。なぜその目標を掲げるのか、その言葉を選んだのか、ディスカッションしていくと、「そういう考え方を持っていたのか」とメンバー同士の理解が深まっていきます。さらに、目標やスローガンが決まった後も、ディスカッションを続けることが大切です。その目標に向かって自分なら何ができるか、チームとしてどんな活躍ができるか考えていく。そういう議論の道筋を通して、自己開示や他者理解が深まり、いいチームになっていきます。

チームのディスカッションをうまく進めるコツは何かありますか。

福井

日本人の文化は「恥を基調とする文化」と問われます。ですから、「こんなこと言って笑われたらどうしよう」「バカにされたらどうしよう」という感情が必ず出てきてしまいます。そこで大前提として、人の意見はまず肯定すること。どんな意見も素晴らしいと受け入れ、より良い意見を積み上げていきます。専門用語で「心理的安全性」というのですが、誰にも批判されずに思ったことをしっかり言えるというベースをつくると、ディスカッションも活性化します。思ったことを率直に話し合った上で互いに理解を深め、目標に向かっていく。これがチームビルディングの基本のスタイルになると思います。

個人競技におけるチームビルディングの研究も。

昔のチームは監督ありき、という印象がありますが、それとは随分変わってきたんですね。

福井

そうですね。昔のようにリーダーによる上意下達のチームも、これまで成功してきたのでロールモデルとしては間違いではないと思います。ただそれだけでなく最近は、コミュニケーションを重視するチームのつくり方が主流になってきたのだと思います。その一つとして近年注目されるのが、「サーバントリーダーシップ」という、アメリカで生まれた支援型リーダーシップがあります。サーバントは、日本語で奉仕者という意味をもちます。「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考えのもとに、まずメンバー(フォロワー)が自分自身で選んで動いていって、その決定をリーダーが支えていきます。

最後に、これからの先生の研究のビジョンについてお聞かせください。

福井

最近、個人スポーツに関わる機会が増えてきて、集団スポーツでのチームづくりと、個人スポーツのチームづくりはまた少し違うのではないかと考えるようになりました。たとえばフェンシング、競泳、柔道などは、個人戦が基本ですが、団体戦もあってチームでも動きますよね。個人として成果を求める人たちにとって、どんなチームビルディングがふさわしいのか。団体戦をするときに、どんなチームのあり方が求められるのかを明らかにしていきたいと構想しています。個人スポーツの人がチームを組むのはどういう意味があるのか、ということも明らかにできれば面白いと考えています。

(株)MIXIのチャレンジ

株式会社MIXIは、友人や家族間で一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供し、「心もつながる」場と機会を創造し続ける会社です。スマホゲームのモンスターストライクに代表されるデジタルエンターテインメント事業、FC東京や千葉ジェッツといったプロスポーツチーム経営をはじめとしたスポーツ事業、そして、SNS「mixi」や家族アルバム みてねなどのライフスタイル事業を通じて、人々の豊かなコミュニケーションを創造しています。

一人ひとりの強みを
育てて活かす
最高のチームづくり。

株式会社MIXI

東京都渋谷区渋谷2-24-12
渋谷スクランブルスクエア36F

https://mixi.co.jp

一体感だけでは
強い組織はつくれない。

 MIXI GROUPでは、各企業?各部署においてチームビルディングの視点を取り入れた組織づくりを行っています。そのなかで、グループ企業の一つ、東京フットボールクラブ株式会社(以下、FC東京)の事例を紹介します。

 FC東京では、MIXI GROUPに加わった年(2022年)からチームビルディングに取り組んできました。その背景として、MIXIとFC東京のスタッフが融合する上で相互理解、信頼関係を育てる必要があったこと。また当時、歴史あるサッカークラブのFC東京の社内にはチームとしての一体感はありましたが、個々の個性を活かす風土は醸成されていませんでした。スタッフ全員が同じようなことをして結果を求めるのでは、強いチームをつくることはできません。そうした考えから取り入れたのが、ストレングス?ファインダー?という、米国ギャラップ社の開発したオンラインの才能診断ツール。全部で177問の質問に答えることで34の資質から自分の才能を見つけることができるものです。

 FC東京では手始めに、総務とスクール事業の2部門でワークショップ形式によるストレングス?ファインダー?を実施したところ、「お互いの強みを発見できて、理解が深まった」「自分の得意分野が言語化されて、仕事の自信につながった」など多くの発見や気づきを得ることができ、その後、全スタッフへと運用を広げていきました。

それぞれの個性を活かし、
チームの成果の最大化をめざす。

 FC東京ではその後、得られた結果をベースに、それぞれの強みを磨くための研修プログラムを実践。さらに、個々の力を活かしたチームづくりを進めていきました。こうした取り組みの成果として、スタッフの相互理解が進み、仕事の進め方にもいい影響を与えています。たとえば、Aという業務が得意なスタッフは「なぜ周囲の人はAの仕事ができないだろう」と思いがちですし、逆に自分が苦手なBの業務では多くの時間を費やしてしまいます。しかし、チームメンバーがお互いの強みを把握することにより、Aの得意な人はAの仕事を、Bの得意な人はBの仕事を率先して行い、お互いにストレスを最小限に抑えながら最大の成果を追求できるようになりました。

 一般に、組織づくりにはお互いの違いを受け入れる多様性が大切だと言われますが、その前提として、それぞれの個性が輝いていることが何よりも必要です。FC東京では、チームビルディングの取り組みを今後、繰り返し行い、さらに選手やコーチ、トレーナー、サポーター、ビジネスパートナーとの相互理解を深めていくことにより、一人ひとりもチーム全体も輝くような、最高のJリーグクラブをめざしていく方針です。

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