
介護福祉士をめざす
介護福祉士は、介護サービスを提供する職場で求められる、国家資格として認められた専門職です。
2022年、日本は総人口に占める65歳以上高齢者の割合が29%を超え、「超」高齢社会となりました。介護保険制度の見直しなどにより、介護業務?サービスは多様化し、求められる人材の質も高度化しています。そのなかにあって、介護福祉士は現場の中枢を担う国家資格に位置づけられ、ますます期待が寄せられています。
国家資格を持たない現職者の資格取得ニーズも非常に高く、養成施設(本校のような専門学校等)や実務者研修などによる介護福祉士養成は、介護を支える役割を担っています。なかでも養成施設での学びは、専門知識や技術はもちろんのこと、利用者対応や実務面でも欠かせないコミュニケーション能力など、バランスよく総合的に修得することが可能な、最高のチャンスなのです。
国家資格を持たない現職者の資格取得ニーズも非常に高く、養成施設(本校のような専門学校等)や実務者研修などによる介護福祉士養成は、介護を支える役割を担っています。なかでも養成施設での学びは、専門知識や技術はもちろんのこと、利用者対応や実務面でも欠かせないコミュニケーション能力など、バランスよく総合的に修得することが可能な、最高のチャンスなのです。
将来性は?
国民から必要とされる存在です。
2004年に厚生労働省は「介護職員は介護福祉士に一本化する」と発表しました。さらに2009年4月から、高齢者介護施設では職員に占める介護福祉士の割合によって、介護報酬という介護保険からの収入が上がることになりました。高齢化がさらに進む社会で、介護福祉士の必要性はより高まるでしょう。
国の支援は?
介護職員の処遇改善 ―国の支援策―
社会の高齢化が進む中で、国も介護職を重要な職業と位置付け、介護報酬の改定を行いながらも処遇改善の積極的な支援策を打ち出しています。数次にわたって処遇改善の取り組みがなされ、2022年10月以降について2022年度障害福祉サービス等報酬改定を行い、福祉?介護職員の収入を3%程度(月額9,000円相当)引き上げるための措置を講じるため、福祉?介護職員等ベースアップ等支援加算を創設しています

どんなところで働くの?
高齢者施設?居宅サービスや病院で働く
高齢によって日常生活を送る上で介護が必要な方の生活を援助します。例えば寝たきりや認知症など、常に介護が必要で、在宅での生活が難しい人への介護が含まれます。 ●特別養護老人ホーム ●介護老人保健施設 ●グループホーム ●デイサービスセンター ●短期入所施設 ●介護療養型医療施設 ●病院 ●有料老人ホーム など身体障害者の施設で働く
身体に障害を持っている人たちが生活する施設や仕事をする施設において、日常生活の介護、生活の支援、能力向上、職業訓練などを行います。 ●生活介護事業所 ●障害者支援施設 ●就労継続支援事業所 など地域福祉の機関で働く
住みよい地域社会作りのため、その地域福祉活動推進の核である社会福祉協議会において活動します。 ●社会福祉協議会 など知的障害者の施設で働く
知的障害を持っている人たちが生活する施設や仕事をする施設において、日常生活の介護、生活の支援や職業指導などを行います。障害児の施設で働く
障害を持っている子どもたちが生活する施設において、日常生活の介護、生活の支援などを行います。 ●障害児入所支援事業所 ●障害児通所支援事業所 など収入は?
介護福祉士からステップアップ
介護福祉士の資格取得を手始めに、福祉の世界でステップアップが可能です!

介護職員の就職後の給与モデル(年間給与) ※ある社会福祉法人の例

介護職員の離職率?入職率
国民から必要とされる存在です。
- 介護職員の離職率は低下傾向にあるが、産業計と比べてやや高い水準となっている。
- 「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」「教育?学習支援業」「その他サービス業」の離職率は介護職員より高い。
- 入職率は、産業計と比べて介護職員が高い水準となっている。
※参照:産業計:厚生労働省『令和4年度労働統計要覧』、介護職員:(公財)介護労働安定センター『令和4年度「介護労働実態調査」結果概要より
