
授業内容?カリキュラム
ソーシャルワーク実習
ソーシャルワーク実習とは?
社会福祉士科卒業のための必須科目で、社会福祉士国家資格取得のために以下の5つの事項の修得を目標として行う実習のことをさします。
計240時間の実習
初年度の10月~3月の期間内に180時間(原則「2週間連続」を2回)、翌年度の5月~7月の期間内に60時間の計240時間を行います。実習施設は、老人福祉施設、障害者支援施設、児童福祉施設、社会福祉協議会等と幅広く、入学後の調整によって配属先を決定します。実習では、施設?機関および利用者を理解するとともに、職業倫理を身につけ、社会福祉士に必要な専門知識、援助技術、価値を理解し、それを実際に活用したソーシャルワーカーの仕事の実際を習得することを目標とします。
現場の生きた実践に触れ、やりがいを感じるチャンス
実習は、限られた期間ではありますが、施設の職員から直接指導を受けたり説明を受けたりしながら、社会福祉援助の実践の現場で直接学ばせていただくことのできる貴重な機会です。実習内容は、実習先によって、また実習施設の種別によっても様々ですが、ソーシャルワーカーをめざして学ぶ学生にとっては、施設を知り、職員の業務内容、役割、意義などを学ぶ上で非常に有意義なものです。実習という機会を生かして、視野を広げ、実践から多くのものを学んでくれることを期待しています。
実習免除の要件
入学する年の3月末日までに、社会福祉及び医療の施設?機関において相談援助業務に1年間以上従事した経験を有している方については、出願時に実務経験証明書の提出により、在学中のソーシャルワーク実習の履修が免除されます。相談援助業務の範囲については詳細な規定がありますのであらかじめご確認ください。なお入学する年の4月1日以降に実務経験1年を満たす方は実習免除の対象になりません。
実習体験記
実習先: 生活介護事業所
熊澤 賢二 さん
2013年度卒業
実習は現場の雰囲気や援助について学ぶことが出来る貴重な機会です。
生産活動(作業)にて利用者さんと一緒に箸の袋詰や箱作り作業などを行いました。利用者さんとコミュニケーションを取る中で利用者さんの個別支援計画も作成させて頂きました。
知的障害者との関わり合いの中で実際どのように支援しているか、また利用者個々に対して適正に応じた支援のための支援員の取り組みについて学び、障害者福祉の理解が深まりました。
また、障害者と社会とのつながりについて作業や余暇活動を通じて学ぶことができました。
実習先: 障害者支援施設
齋藤 友美 さん
2012年度卒業
実習で自分の目標とする社会福祉士像が少し見えてきました。
社会福祉士のフィールドは幅広くどんな社会福祉士を目指したいのかというイメージを描くことはとても大切なことだと思います。それが、実習を通して明確になりました。また、指導してくださった社会福祉士を含め、様々な福祉に携わる多くの方々とお会いできたことは福祉の世界で仕事をしていくうえでとても貴重な経験になりました。
中央福祉専門学校には同じ目標に向かって一緒に頑張っている方や、アドバイスをくれる方等多くの人との出会いがあり、そんな思いに応えてくれる支援体制もありますので、ぜひがんばってみてください。