単位数 | 学年配当 | 開講期間 | 担当教員 |
4 | 1 | 後期 | 安 川 寿之輔 |
テ|マ | アジアと日本の深刻な歴史認識の溝をどう埋めるか −日本近代史像をとらえ返す− |
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」 と主張した近代日本最高の文化人と理解されている福沢諭吉は、 アジア諸国からは 「最も憎むべき民族の敵」 「わが民族全体の敵」 と評価されている。 この日本とアジアの福沢諭吉をめぐる深刻な歴史認識の溝・亀裂を埋める作業をとおして、 司馬遼太郎や丸山真男らに代表される常識的な日本近代史像を根底からとらえ返す。 学問の面白さを一緒に楽しもう! |
第 1 週 新入生意識調査と講義概要 第 2 〜 4 週 日本とアジアの歴史認識の亀裂 −福沢諭吉像をめぐって− 第 5 〜 8 週 福沢諭吉研究の 「七不思議」 −戦後日本の学問研究と戦争責任− 第 9 〜12 週 初期啓蒙期の福沢の国際関係認識 − 「一身独立」 と 「一国独立」 − 第 13〜16 週 中期福沢諭吉の保守思想の確率 −壬午軍乱・甲申政変・ 「脱亜論」 − 第 17〜20 週 日清戦争期の福沢諭吉 −天皇の海外出陣要求、 旅順虐殺事件などの陰蔽− 第 21〜23 週 アジア太平洋戦争へのつながり −なぜ、 日本は戦略戦争への道を歩んだか− 第 24〜26 週 「明るい明治」 と 「暗い昭和」 の架橋 −脳天気な司馬遼太郎史観の克服− |
講義を面白くするために、 教科書以外に日常の新聞記事コピーから作成する時事的な 「脱線」 教材を毎回のように用意する。
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昨年は沢山の不合格者が出た。 今年は半減するように努力するから、 学生も協力するように。 その方策を話す第 1 週の講義には必ず出席するように。 |
安川寿之輔 『福澤諭吉のアジア認識−日本近代史像をとらえ返す』 高文研 |
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