科目名 | 空間設計論 U | 時限 | 木−2 | 教室 | 102 |
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単位数 | 学年配当 | 開講期間 | 担当教員 |
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2 | 3 | 後期 | 佐々木 葉 |
テ|マ | 公共的な空間の 「質」 に対する感受性を育み、 まちづくりの一環としての豊かな公共空間の設計と景観づくりにための基礎知識を習得する。 |
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講義の概要・ねらい |
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空間のありようは、 人間の身体と精神に大きな影響を与える。 しかし現代ではさまざまな制約によって、 人間本位の空間の獲得が困難になっている。 また貧しい空間の中で生活をすることは、 豊かな空間、 生き生きとした空間といった、 空間の 「質」 に対する感受性を鈍らせてしまう。 特に、 多くの人々の日常生活の舞台でもある道や広場などの公共空間の質は、 現在多くの問題を抱えている。 そのためこの講義では、 公共的な空間を主対象として、 まずその種類や特徴を把握し、 そこに求められる質の内容を考える。 そして、 公共的な空間の設計にかかわる基礎理論を学び、 よりよい公共空間のための提案を自ら作成し、 表現する。 またまちづくりの一環として豊かな空間創り、 景観作りを行っている事例を適宜紹介し、 具体的なイメージをつかみながら、 その進め方や特徴を学ぶ。 これによって、 人々の共有財産としての公共的な空間を、 生き生きとして魅力的なものにしていくことの重要性と楽しさを知り、 そのために必要な基礎知識と手法を習得することを目的とする。 |
講義のながれ |
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第 1 週 イントロダクション 第 2 〜 4 週 公共空間の種類と特徴 ・公共空間の誕生と歴史的展開 ・求められる機能 ・空間における公と私 第 5 〜 9 週 公共空間の評価観点 ・空間の評価主体 ・スケールと領域 ・空間の構造 ・景観 ・ユニバーサルデザイン 第 10〜13 週 公共空間の設計手法 ・設計の主体とプロセス ・プレゼンテーション ・まちづくりとしてのあり方 |
学習上の留意点 |
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空間設計論Tを履修していることが望ましい。 提示された資料等による予習復習を前提として講義を進め、 また講義中には受講者の積極的な発言を求める。 またキャンパス内外の場所に対する観察等の簡単な演習も予定している。 |
成績評価の方法 |
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講義中に提示するレポートと期末試験によって行う。 |
使用テキスト |
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なし |
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