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法制度と人間 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 1 | 前期 | 田 口 昌 樹 |
テ|マ | 現代日本の法・法制度 |
講義のねらい |
法や法制度は人間がつくり運用するものであるが、 それは社会や国家の存在を前提として法が存在するということとともに述べられなければなりません。 とくに近代以降の社会では国家の役割が重要で国家が法・法制度のあり方に大きな影響を与えています。 それでは、 現代日本の法・法制度はどのような特徴をもつものであろうか。 また戦後日本の法・法制度の基本となってきた日本国憲法の原則と比べてどのような性格をもつものであろうか。 本講義では、 (1)日本国憲法の平和主義 (2)行政改革と地方分権改革 (3)労働・福祉法制の再編 (4)司法制度改革という 4 つの問題を取り上げて検討してみようと思います。 |
講義のながれ |
1 . はじめに 現代日本法の概観 2 . 近代法の原則と現代日本法 3 . 日本国憲法の平和主義 (1) 憲法第 9 条 (2) 日米安保体制と自衛隊 4 . 行政改革と地方分権改革 (1) 行政改革 (2) 地方自治制の歴史 (3) 戦後地方自治 (4) 地方分権改革の検討 5. 労働福祉法制の再編 (1) 規制緩和と労働法改正 (2) 福祉制度の再編 (3) 「日本型福祉国家」 のゆくえ 6. 司法制度改革 (1) 司法の国民参加 (2) 法曹一元 7. まとめ 21 世紀における法のゆくえ |
学習条件・履修上求められるもの |
「法学」 や 「日本国憲法」 の講義のように、 法の原則を理論的に説明する講義ではありません。 必要最小限の法制度の解説は行ないますが、 現代的な法的問題を中心に講義しますのでそのつもりで受講して下さい。 主体的な関心をもって受講してくれることを望みます。 |
成績評価 |
講義の中で課すレポートと前期期末試験によって評価します。 |
テキスト | 小沢隆一 『現代日本の法 −改革を問う−』 法律文化社 |
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