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地域社会学 (昼) |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 1 | 前期 | 後 藤 澄 江 |
テ|マ | 共同生活の場としての地域 |
講義のねらい |
地域社会を理解するには、 共同生活が営まれている場であるとみなして、 共同生活の存在に焦点を当てて把握することが大切である。 したがって、 本講義では、 現代日本の地域社会を 「共同生活の場」 として理解するための社会学的手法を身につけることを目的とする。 地域社会学の基礎概念や基礎理論とともに、 福祉や環境など地域社会が直面している生活課題について学ぶ。 また、 近代化・都市化の進行による地域社会の 「共同性」 の衰退とその再構築の試み、 そして、 地域社会の生活課題解決の担い手である住民組織や NPO について扱う。 さらに、 地域社会のあり方を左右する国や自治体の政策について把握する。 |
講義のながれ |
1 . 地域社会とは 2 . 「いえ」 「むら」 理論 3 . 戦後における農山漁村の変化 4 . 農山漁村でのグリーン・ツーリズム 5 . 都市化をめぐる基礎理論 6 . 戦後日本における都市問題の発生と住民運動 7 . コミュニティ政策の背景 8 . 都心コミュニティの空洞化と商店街活性化 9 . 地域集団 その 1:町内会・自治会のあゆみ 10. 地域集団 その 2:ボランティアと NPO 11. 地方分権と市町村合併 その 1:イギリスの場合 12. 地方分権と市町村合併. その 2:福祉サービスへの影響 13. 戦後日本の国土計画と首都機能移転 14. 内なる国際化と地域社会の共生 15. まとめ |
学習条件・履修上求められるもの |
出席者には、 講義内容のキーワードを流れを示す簡単なレジュメを配布する。 講義内容はレジュメではなく、 各自のノートに書き込むこと。 問題意識を持って講義を受けるためには、 各講義テーマに関連した新聞記事やインターネットを読んでおくこと。 また、 講義後には、 講義中に示すテキストや参考文献で学習して理解を深めることが望ましい。 |
成績評価 |
成績評価は期末試験の結果を中心におこなう。 また、 ミニレポートやまとめテストの提出状況を参考にする。 |
テキスト | 後藤澄江・田渕六郎他 『グローバリゼーションと家族・コミュニティ』 文化書房博文社 |
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