障害者の問題は彼 (彼女) の置かれている環境の条件、 すなわち社会のあり方と深く関係している。 しかし、 これを外面的・形式的に把握するだけではなく、 その内面にも目を向ける必要がある。 この講義では、 障害の生理心理学的基礎を学んだ上で、 「障害者自身が自らの障害をどう自己認識しているのか」 というところに着目して 「障害の受容・克服」 や 「障害者の自立心」 のとらえ方について問題とする。 そして、 福祉実践の中での障害者理解のあり方の再検討をおこなうことにしたい。 VTR などの映像や実践記録なども積極的に活用して、 それらのデータをみんなで分析・検討するという演習的な要素も組み込んでみたいと考えている。 |
1. 障害者心理とは 内面把握の意義と心理学の方法 2. 障害の理解−−−脳と心−−− 3. 障害者の自己認識−−−障害の受容・克服の心理−−− 4. 障害者福祉実践のあり方の再検討−−−拘束・施錠・体罰の問題をめぐって−−−
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プリントや VTR を使用するので、 障害などで支障のある場合には申し出ること。 |
講義の進行に応じて、 ミニ・レポートなどを課して、 それらを成績評価の参考とする。 |
テキスト | 使用しない (講義ではプリントを配布する)。 |
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