日本福祉大学　社会福祉学部

老人心理学

単位数学年配当開講形態教員名
23集中中　里　克　治

テ｜マ生涯発達から見た老年期の心理

講義のねらい
　本講義のねらいは老年期の心理を理解することにある。 心理学は自分の体験から出発することが大切なので、 単に客観的事実を学ぶという態度ではなく、 まず、 自分の親の問題であり、 やがては自分の問題となることであること、 また、 気づいた時から老年期への備えを始める必要があることを前提として、 学んで欲しい。
　老年期は衰退の時期とのみ考えられてきたが、 成長の時期でもある。 また、 正常な加齢 （老化） と病的な加齢を区別することも大切である。 生涯発達の完成期である老年期の発達を生涯発達の枠組みの中で学んで行く。

講義のながれ
1 ． 老年心理学の歴史
2 ． 高齢化社会の到来
3 ． 高齢者の記憶、 知覚と注意
4 ． 知能と加齢
5 ． 人格と加齢
6 ． 老年期の適応 （1）
7 ． 老年期の適応 （2）
8 ． 老年期の精神的老化と精神障害 （1）
9 ． 老年期の精神的老化と精神障害 （2）
10． 死と死にゆく過程

学習条件・履修上求められるもの
　特になし。

成績評価
　試験を行う。

テキスト使用する。 下仲順子編 『老年心理学』 培風館


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