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精神科リハビリテーション学 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 3 | 前期 | 野 中 猛 |
テ|マ | 当事者の回復を実現する現代の精神障害リハビリテーション |
講義のねらい |
精神障害のある方々に対するリハビリテーションについて、 その概要を学ぶ。 主な疾患対象は、 精神分裂病、 躁うつ病、 てんかん等であるが、 リハビリテーションの焦点は生活におかれるため、 さまざまな病や障害をもちながら新たな人生を送ろうとする人々を支援する思想と技術でもある。 わが国では、 精神障害とその社会復帰・社会参加の活動が法的に認められたのは、 ようやく 1987 年であり、 その思想と技術の啓発が急ぎ求められている。 現在までの歴史、 制度、 体制、 各種施設、 プログラム運営、 各種技術などを学ぶが、 最も大切なのはそれらを貫くリハビリテーションの思想である。 |
講義のながれ |
1 . 精神障害者処遇の歴史 2 . 精神疾患と精神の障害 3 . 疾病回復支援の要点 4 . 能力向上支援の要点 5 . 生活維持支援の要点 6 . リカバリーとエンパワメント 7 . リハビリテーション過程 8 . 集団活動 9 . 家族支援 10. 技能訓練 11. 就労支援 12. セルフヘルプ活動 13. 評価と効果 |
学習条件・履修上求められるもの |
指定テキストを通読すること。 当事者講義のときは必ず出席のこと。 可能な限り、 実習等の機会に当事者と交流するようにこころがける。 当事者の本音に学ぶことが多い。 |
成績評価 |
記述試験を予定する。 途中で実施する質問用紙提出は出席点として考慮する。 |
テキスト | 蜂矢英彦・岡上和雄監修 『精神障害リハビリテーション学』 金剛出版 野中猛著 『分裂病からの回復支援−精神障害リハビリテーション論集』 岩崎学術出版 |
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