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福祉科教育法T |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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2 | 3 | 後期 | 西 村 和 正 |
テ|マ | 福祉教育のあり方を考える −−−学校教育における福祉教育の意義と課題−−− |
講義のねらい |
新学習指導要領では新教科 「福祉」 が設けられることとなったが、 高等学校においてはすでに 10 年ほど前から福祉科・コースなどの開設が相次ぎ、 福祉教育のあり方を模索してきた。 新指導要領は教科 「福祉」 を教授・指導する際の一定の基準を明確にしたものと言えるが、 その内容はなお不十分である。 また、 福祉教育は人材養成教育として語られることが多く、 学校教育の原理に即した福祉教育のあり方については今なお検討すべき課題は多い。 この講義では福祉教育の変遷やカテゴリーを概観した上で学科・教科としての 「福祉」 が設置された背景を探り、 それらを批判的に検討して学校教育における福祉教育の理論問題を整理し意義と課題を明らかにしたい。 |
講義のながれ |
<福祉教育を概観する> 1 . 福祉教育の変遷とそのカテゴリー 2 . 学科・コース・教科としての 「福祉 (科)」 設置の背景 3 . 学校教育における福祉教育の諸相 4 . 演習 (1) 「今なぜ 『福祉教育』 か」 <学校教育における福祉教育の諸問題を検討する> 5 . 学習指導要領の検討 6 . 専門教育と職業教育 −教科としての 「福祉 (科)」 と学科としての 「福祉科」 7 . 総合学習と福祉教育 8 . 体験学習・ボランティアと福祉教育 9 . 生徒の自主的諸活動と福祉教育 10. 演習 (2) 「福祉教育をめぐる諸問題と解決への展望」 −ゲスト講師をお迎えして <学校教育における福祉教育のあり方を考える> 11. 福祉教育の目標・目的 −学校教育の原理に即した福祉教育のあり方 12. 学校教育における福祉教育をめぐる理論問題 −福祉教育の意義と課題 13. 演習 (3) 「福祉教育の担い手に求められるもの」 |
学習条件・履修上求められるもの |
学校における福祉教育の理論構築と実践の深化は今後の大きな課題である。 みなさんが教育の現場でその課題の担い手として成長できるよう、 ともに学び考え合う方法として、 レポートや討論を適宜採り入れる。 明確な問題意識をもった学習態度が不可欠である。 また、 初回講義は万障繰り合わせて出席することを求める。 |
成績評価 |
出席状況、 レポート等の課題提出、 討論・意見発表、 レポート試験を総合的に評価する。 |
テキスト | 文部省 『高等学校学習指導要領解説・総則編』 東山書房 文部省 『高等学校学習指導要領解説・福祉編』 実教出版 その他、 講義の中で指示する。 |
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