国際学部 お知らせ
日本語教育センターと国際学部による「日本語教育サミット -共生社会のための日本語教育-」を開催しました
3月16日、東海キャンパスにおいて「日本語教育サミット ―共生社会のための日本語教育―」を開催しました。午前中は基調講演「外国にルーツをもつ発達障がい児の理解と支援」、午後には「外国にルーツをもつ児童生徒の学習課題について」に関するディスカッションと交流の場が設けられ、地域の日本語教室に関わる方々のほか、小中学校教員や市職員など120名もの参加がありました。


近年、外国にルーツをもつ子どもたちが学習に課題を抱えている要因が、ことばの壁によるものなのか、何らかの発達障がいによるものなのかが分からないまま特別支援学級に入っている例が多く見られます。午前の基調講演では、発達障がいを専門としている髙橋脩先生(豊田市福祉事業団)により、まずは日本語や母語に関わらずその子どもの発達段階を見極めること、そのうえで課題に応じた適切な支援を行う大切さについて共有されました。そして、支援が必要な子どもに対してはその子どもの最善の利益のために「情報のバリア」を無くして必要なサービスを提供し、保育や教育、医療や地域などが一緒になってチームを組んで子どもと家族を支援していくことの必要性が説かれました。

午後のディスカッションでは、パネリストとして3名の実践者も登壇し、髙橋脩先生のファシリテートにより様々な実践例が紹介されました。

平吹洋子先生からは、対話型アセスメントDLAを用いた言語能力の把握方法や豊田市で行われている支援の実践例について紹介がありました。
竹内あつ子先生からは、2011年から続いているボランティア団体「エスペランサ」での子ども達の居場所づくりの紹介とともに、1人1人の個性を尊重することこそが誰もが暮らしやすい社会につながるということが語られました。また、保育園園長である榊原秀美先生からは、サポートが必要な子どもたち向けには小規模クラスで目を配り、子どもに自信をつけてもらう仕組みの紹介がありました。
その後、会場からは3人のパネリストへの質問や、自身の団体での活動の悩みや成功事例など具体的な話が次々と挙がり、多くの情報が共有されました。

最後に、髙橋脩先生から「このサミットの開催は小さな一歩だけれども、これが大きな夢、共生社会の実現に向けた大きな一歩になることを期待したい」という力強い言葉があり、本学日本語教育センターのカースティ祖父江センター長は自身の経験から「日本人の友だちが1人いるといっきに世界が変わる。それが多文化社会を広げるための一歩。ここに集まってくださったみなさんも友だち同士になってもらいたい」と締めくくり、会場は最後まで参加者同士の情報交換が熱心に行われました。
本サミットは、云顶娱乐棋牌_云顶娱乐网址¥app下载官网学園創立70周年記念事業の一環として開催しました。