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社会福祉学部の学生6名が東奥学園高校(青森県)福祉科の皆さんと共同して「小中学生向け福祉?介護魅力発信リーフレット」を作成しました

レポート
2024年11月27日

11月17日、高校福祉科教員をめざす社会福祉学部の3年生、4年生計6名が東奥学園高校(青森県)福祉科の23名の皆さんと共同して「小中学生向け福祉?介護魅力発信リーフレット」を作成しました。

本事業は、独立行政法人工業所有権情報?研修館(INPIT)の「知財力開発校支援事業」より、助成を受けて実施しました。※

※知財力開発校支援事業とは、高等学校および高等専門学校での知財学習の取組を、活動経費とノウハウの両面で支援する事業です。これは、「未来の産業人材」である高等学校および高等専門学校等の生徒?学生を対象に、身の回りのアイデアが社会では知的財産権として保護されていることや、ビジネスの中で権利として活用されていることの実態に触れながら、知的財産の保護や権利の活用についての知識や情意、態度を育む取組を支援する事業として実施されるものです。

本リーフレット作成に関わり、オンラインによる事前打ち合わせで高校生が道筋を提案し、大学生が助言しながら進めるような流れやリーフレットのテーマ、プログラムの進め方等を確認した上で本番を迎えました。

特に、高校生間では、ストーリー立てて説明する方が理解しやすいとの意見が多く出たため、「福祉とはどんなもので、どのような場面で必要とされていて、これが広がることによって日々の暮らしや社会がどのように変化するのかを伝えたい。」とイメージが共有されていたそうです。

大学生間での事前打ち合わせでは、小中学生に福祉の概念や必要性を伝えるのであれば、どのような例が良いのか、内容だけでなく、構成などについてもアドバイスしたいと確認しました。

当日は冒頭より、マスコミ4社にお越しいただいたこともあり、緊張感あるスタートとなりましたが、大学生?高校生が予め準備していたアイスブレイクを通して、空気が和やかに。

進行役を務めた高校生
アイスブレイクの様子

その後、リーフレットの構成に合わせて、①福祉について(Ⅰ?Ⅱ)、②高齢者の特徴、③障害について、④ユニバーサルデザイン、⑤移動?移乗の6グループに分かれ、それぞれのテーマで掲載する方法について話し合いました。

高校生からは「難しい内容にすると福祉が嫌いになる可能性があるので、概念を掲載するのか他のグループの意見も聞きたい」「イラスト中心で、ポップに仕上げたい」など、各グループさまざまな意見が出ており、大学生は必要以上にアドバイスしすぎず、話し合いが行き詰った際には助け船を出す黒子に徹している様子が印象的でした。

リーフレット作成中の学生?生徒たちの様子

グループワーク終了後、各グループで結論や残った課題などを共有し、リーフレット作成を継続して行うことが確認されました。

発表中の高校生とアドバイスを行う大学生

最後に、福祉科の真田龍一先生より、「今回のリーフレット作成を通して、普段学んでいる福祉を子どもたちに簡単に伝えるには、身近な例を出した方がよいという意見や、そもそも福祉や障害を漢字で標記するのか、それともひらがなで標記するのか、など、改めて気付くことが多かったように思う。また、大学生もヒントを与えることの難しさなど、教育の奥深さを学ぶ機会になったのではないか。この機会を通し、日常に隠れている福祉の意味を考えるような癖をつけてほしい」との講評をいただきました。

真田龍一先生

また、社会福祉学部の小林洋司准教授は、「皆さんが普段学んでいる『福祉』は非常に大切な考え方だが、世間ではまだ常識とはなっていないのが現状。今回のように、後進でもある子どもにわかるように伝える取り組みはとても重要。また、今回のグループワークを通して、自分が理解することと人に伝えることは別の力が必要だと学んだのではないか。高校生の皆さんは卒業後、福祉系の学部やその周辺領域の学部、また専門学校や就職など、進路は異なるが、『言語化する力』は今後生きていくのに必ず役立つ。この知識や出来事を自分ならどう伝えるか、という意識を持つことで学びも深まるので、これからも頑張って学び続けてほしい」と講評しました。

小林洋司社会福祉学部准教授

大学生からは「グループの全体進行等、改善の余地があった」「福祉を簡単に伝えるためのアドバイスに頭を悩ませた」など、自分の課題を再確認できる機会になったとの感想が寄せられました。

高校生からは「大学生の意見やアドバイスを聞く機会はあまりないため、とてもよい経験となった」「構成のイメージを固めるのは難しいと感じたが、自分たちの色を出すことができた」など、手ごたえを感じるような感想もいただきました。

リーフレットは計8ページの仕様で作成し、年度内に青森市内の小中学校に配布される予定です。

グループワーク後、学生たちにアドバイスを送る真田龍一先生
記念写真