社会福祉学部 お知らせ
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三重県いなべ市でフィールドワークを行いました!
社会福祉専門演習Ⅰの菊池ゼミ(3年生)が三重県いなべ市でフィールドワークを行いました!
テーマはまちづくりと福祉です!
いなべ市1箇所目は瑠璃庵を見学させていただきました。
瑠璃庵はひきこもり支援センター、おうち生活支援センターで県から委託されて行われています。 お話を聞かせていただき、創設の経緯、活動内容、施設案内など様々なことを教えていただきました。 瑠璃庵の活動内容は、相談だけでなく、アウトリーチや食事の提供を行い、地域の人の居場所となっていました。 「アウトリーチをする」「つながりを持つ」という目標を持ち、NPO法人として活動することによって、直ぐに実行することが出来るメリットを学びました。そのため、時代に合わせて対応する支援が可能となっていました。また、県との連携により、市外、東海三県の方でも利用可能で利用者の枠組みが少なかったです。いなべ市からの協力も大きく、利用料金をいただかない、職員の常勤という体制が整われていました。このような、先進的な取り組みを行うことによって、ひきこもりの方が社会へ繋がるきっかけになると考えました。

いなべ市2箇所目はグリーンクリエイティブいなべ(GCI)のまちづくりの拠点にぎわいの森にお邪魔して、いなべ市のまちづくりについて見て聞いて体験させていただきました。グリーンクリエイティブいなべ(以下GCI)とは、地方創生を理念に、市民を巻き込んだまちづくりでいなべ市をより良い街にしていこうと 、市からの委託でまちづくりを行う一般社団法人です。 GCIは行政と連携して行政課題の解決を行うと共に市民の観点を取り入れ、柔軟、迅速に地域づくりをしていくために設立された一般社団法人。今回はにぎわいの森を楽しんだ後、GCIの職員の方にお話を聞いて、「市民参加のまちづくり」を感じることが出来ました!
にぎわいの森などGCIのイベントでは、市民が主導のイベントに市民が参加するということが多くあり、イベントに必要なものも、市民の方の力を借りて一緒にやっていくことを大切にしていました。この話を聞き、行政ではなく、民間企業だからこそ民間の視点を持つことができ、市民に寄り添ったまちづくりに繋がっているのではないかと考えました。 また、にぎわいの森ではいなべ市の自然の中で、いなべ市の特産品を売っていたり、いなべの素材を使った料理を提供していたりと、まちおこしとして観光客を呼び込み、いなべ市の魅力を知ってもらうだけでなく、地元の方にも気軽に来てもらい、地元の魅力を再発見できるような役割もあるのではないかと感じました。

いなべ市最後は、筆談カフェを見学しました!
筆談カフェである桐林館喫茶室は、音声を使わない筆談?手話などを活用したコミュニケーションの体験を売られています! 筆談カフェとしての一面だけでなく、コミュニティナースというアウトリーチ的な視点を持ち、より身近な医療としての機能も持っている場所でした。また、マルシェが月に一度開催され、その際にも助産師の方と相談ができたり、お子様の手?足の跡をアートにし、記念にできるイベントなども行われています。 このようなイベントやカフェのあり方などを通して、地域の中で「福祉すぎない?医療すぎない、気軽に相談できる場所」にもなっていました。専門的であるという一線が、ハードルの高さや身近さ?気軽さに影響する場合もあります。だからこそ、普段から行きやすい場所、専門すぎない形で、地域の中に常にある存在はとても大きなものだと感じました。このような、?すぎない専門分野こそ、地域の中に必要なのではないかと考えることができました。今回学ばせていただいた、専門すぎないことの大切さや必要性を忘れずに、福祉を学んでいきたいです! カフェの飲み物や食べ物もとても美味しかったです!


(担当教員 菊池遼)